隣の席の苦手なキミと
伸ばしかけてた手を急いで引っ込める。
「あ、凪。奈々、1人だからよろしくね。優香ちゃんもゆっくりしていってね。」
出てきたのは俺の母さん。
あぶねぇ…母さんいなかったら俺…周り見えなくなってたわ。
自分をもっと抑えなきゃな。理性保たなきゃ。
ため息をついて優香を連れて家に入る。
「ただいま。」
俺がそう言うと優香は走って俺のところに来る。
「おかえり!あっ、優香お姉ちゃんも!」
嬉しそうにはしゃぐ奈々。