隣の席の苦手なキミと




「優香お姉ちゃん、一緒に遊ぼ!」



「あっ、うんっ!」



優香は奈々に連れ去られる。

俺は完全に放置状態だ。



本日2度目のため息をついて俺も優香たちを追いかける。



リビングに入ると優香と奈々は、ままごとをしていた。



俺がリビングに入ってくると奈々は俺もその中に連れ込む。



「家族ごっこしよ!

優香お姉ちゃんはお母さんでお兄ちゃんはお父さん、奈々は子ども役やるねっ!」



完全に巻き込まれた俺。


だけど……この役割は結構いいな。



ニヤリと笑って俺は優香を盗み見たのであった。



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