隣の席の苦手なキミと




「な、なにって?」



私がそう聞くと会津くんは私の手首をつかむ。




「いや、奈々学校行ったじゃん?2人きりなんだから奈々の前では出来ないことをしようかと。」




会津くんはそう言って私を押し倒す。



「やっ、ちょっ…!」



も、もしかして今日南ちゃんが言ってたことをするつもりなの?



『男は家に連れ込むとねーー』



その後に耳打ちされた言葉を思い出す。



「大丈夫…優しくするから……」



そう言われ、やっぱそうなんだと確信する。



「や、離して…っ…」



私がそう言うとリビングの扉が開いた。




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