隣の席の苦手なキミと

「へー、そういうこと…」



少し考え込む浜村くん。



「やっぱ私より、佐山さんの方が…」



「それはないな。」



即答される。




「俺は会津くんじゃないから真実はわからないけど、それはないと思う。」



そう言って浜村くんは立ち上がった。



「まぁ、早く解決しなよ。とりあえず、授業始まるから戻ろうか。」




「うん…」




私は頷いて教室に戻っていったのだった。