隣の席の苦手なキミと
「おまえさぁ、堀川がいないと何にもできないわけ?」
そんなことを言われ固まってしまう。
「そんなこと……っ…」
「そんなことあるだろ。朝だってずっと堀川に守られてたし。
もし堀川がおまえを捨てたらおまえはどうなるんだよ。」
冷たく言い放つ会津くん。
「…っ……」
南ちゃんは捨てたりなんてしないもん。そんなこと……あるわけないもん。
「堀川ってさおまえと違って誰とでも仲良くなれるし、目立つタイプの女じゃん。
堀川ならおまえよりも、もっと合う友達いると思うんだよね、俺。」
確かに、そうなのかもしれない。
南ちゃんはたくさんの人と仲がいい。私より他の人の方が……
「堀川おまえのこと迷惑とか思ってるかもよ。」
そう言われて泣きそうになる。
迷惑……私は南ちゃんの迷惑なのかな…。