嫌いになんてなれなくて。
恋の始まり
「おーい…南?」

ボーッとしながら歩いてて
ふと我に返ると

心配そうな顔でこっちを見ている
杉田 桃。桃は同じバスケ部1年の昔から
仲が良いいわゆる幼なじみってやつ 


「ごめん。ぼーっとしてた」


「話聞いてなさそうな顔してた。」
桃は少しむっとした顔でいう


「ごめんってーーそれでどしたの?」


「だからーさっき
 諒くんが話しかけてくれてくれたの♡」
と嬉しそうに話す桃
諒くんとはサッカー部1年の
大川諒くん。

そう。桃の片思い相手

桃は諒くんの話になると
目をハートにさせるから分かりやすい。

よく片思いのろけを聞かされる。


「まってーー」
後ろから
大原 友笑と三原 唯の声がする。
友笑と唯もバスケ部1年

今日はいつメンの桃 友笑 唯と
一緒に帰る約束をしてたけど
友笑と唯の委員会が長引いてしまったため
桃と2人で帰ってたとこ。


「ほんと西原うざーい。」
と愚痴を言う友笑
「まず顔無理。」
友笑に話を乗せて愚痴を言う唯

まぁ愚痴なんていつもの事だけど…笑

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