最高にめんどくさいイケメンに愛されている女の子
って本人には言えないけど、私はそれほど新道と出かけるのを楽しみにしてるんだ。
「そうだね」
そう言うと突然
ガシッ
「きゃああああああああ!!」
誰かが私の胸を後ろから鷲づかみしてきた。
あまりにも急なことで、私はケータイを耳に当てたまま叫んでしまった。
『おい!天海?!天海?!どうかしたのか!?」
ケータイ越しから新道が大声で私を呼んでいる。
私は慌てて振り返ると私より少し高い位置にある、バッサリと生えたまつ毛に、しっかりと化粧された小さな顔。
若松に似ている風貌。