最高にめんどくさいイケメンに愛されている女の子
私は姉ちゃんの方を向くと、すでに違うことに興味がわいたのか、机の上に無造作に置かれたたくさんの賞品を一つ一つ見ていた。
そして、その中の一つの箱を持ち上げ、私に見せてきた。
「ちょちょちょっとはじめちゃん!
どうしたのこの化粧品!?」
姉ちゃんが見せてきたのは、みのりから貰った化粧品の箱だった。
「後輩から貰った」
「えっ!?後輩ちゃんお金持ちなの!?」
「いや、わかんないけど、イベントの賞品だって」
「え~なんなのその豪華なイベント~」
姉ちゃんは箱を上から見たり下から見たりと、ブランドロゴがプリントされた箱を眺めていた。