最高にめんどくさいイケメンに愛されている女の子





大型犬が怒られて耳を垂らして、ショボーンとしているかのようで、ものすごくキュンキュンする。




背伸びして新道の頭を、大丈夫だよ〜とあやすように撫でた。




「だから撫でるのはやめろ・・・」




さっきより顔を真っ赤にさせて新道は怒った。




「しょうがないだろ。私は犬にはめっぽうに弱いんだよ・・・」




私は小声でそう言って、口を尖らせ、意義ある目で新道を睨んだ。





< 32 / 323 >

この作品をシェア

pagetop