最高にめんどくさいイケメンに愛されている女の子





すると新道は呆れたように顔に手を当てため息を吐き、私の頭にポンっともう片方の手を置いた。




その手は若松のセッターとしての手とは違って、ゴツゴツとしていて、大きくて、形が良くて、さすが全国に誇るエーススパイカーなだけのことはある。




「俺は、あまり撫でられ慣れていないんだよ」




新道の顔を見上げると、あの時の優しい笑顔で、耳まで赤くして・・・・。




ドキン




また胸が鳴った。





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