初恋の君は俺を忘れてしまいました。
朝のSHRが終わり、千里が私の席までくる。


「さーな!おはよ」


「おはよ」


「沙菜、朝の昂知ってる?」


「?」


「昂ね・・・


「おい」


千里の言葉を遮ったのは昂。


昂と千里はまだ言い合ってる。


そういえば、今日の一限は英語。


昨日、先生が予習してこいって言ってたけど・・・


みんなやってきたのかな?


私は基本課題は忘れないようにしているため、私は大丈夫なんだけど・・・・。


(一応、聞いてみようかな)


「そーいえば、一限英語だけど、みんな予習してきた?」


千里の顔が青ざめていく。


昂は平然としているが、多分・・・やってない。


「みせて」


「みせろ」


思ったとうり。


二人はぴったりハモった。


私は鞄からノートを取り出し、二人の前で広げる。


二人は自分のノートを取りに行き、休み時間残り五分で予習を完璧に写した。


昂も千里もギリギリセーフで無事、課題増量は免れた。

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