鬼姫マラントデイズ
「…?
誰か来たのかなぁ?
今ドアの音したし」
「平井先輩かもよー?」
ニヤニヤしながら私が言うと、凛は「本当⁉︎」と目をきんきらきんに輝かせて言った。
だって…平井先輩だったら、凛が言うその友達も来るかもしれないしね。
「あの人って1年の…」
「噂以上にかっこいー!」
周りの女子がきゃぁきゃぁ状態。
でも…
「……凛、先輩じゃないっぽいよ?」
「だね、周りの声からすると…1年生?」
私たちと…同い年。
で、かっこいー人なんていたぁ?
…私が言える口じゃありませんね。
私が所属する1年4組は隣にトイレがありその奥に階段があり、
その階段を下ると購買があるという…
とてもいい立地にありまして。
……つまり私は、1年4組以外の世界を知らなかったりするのです。
もう5月ですけど。
誰か来たのかなぁ?
今ドアの音したし」
「平井先輩かもよー?」
ニヤニヤしながら私が言うと、凛は「本当⁉︎」と目をきんきらきんに輝かせて言った。
だって…平井先輩だったら、凛が言うその友達も来るかもしれないしね。
「あの人って1年の…」
「噂以上にかっこいー!」
周りの女子がきゃぁきゃぁ状態。
でも…
「……凛、先輩じゃないっぽいよ?」
「だね、周りの声からすると…1年生?」
私たちと…同い年。
で、かっこいー人なんていたぁ?
…私が言える口じゃありませんね。
私が所属する1年4組は隣にトイレがありその奥に階段があり、
その階段を下ると購買があるという…
とてもいい立地にありまして。
……つまり私は、1年4組以外の世界を知らなかったりするのです。
もう5月ですけど。