課長さんはイジワル2
「……んなに。そんなにあっさりどこかに行こうとしないで」

「愛……」


すごく大胆なこと言っちゃった。

でも、ずっと課長にそばにいてもらいたくて……。


「わかった。どこにも行かない。ここにいるよ」


課長の言葉に、頬に添えてくれた課長の手に、すごく安心しして、私はそのまますーっと寝てしまったらしい……。




どれくらい寝てたんだろう。


カタカタと戸が鳴る音に目を覚ます。



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