約束ラバーズ


放課後。

中庭へ向かうと、金山さんは既に到着していて、
花壇の前に置かれたベンチに腰掛けて、空を眺めていた。


その視線の先には大きな雲。



金山さんは僕に気付いていない。

ベンチまで歩を進め、隣に腰掛ける。

すると、ようやくこちらに気付いたようで、体だけこちらへ向けた。




「え、あっ!本山君!」


『久しぶりだね、金山さん。』


金山さんの顔がみるみる赤くなる。

< 38 / 170 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop