約束ラバーズ

「見ていたの?」


『手紙しまうところ、見ちゃった。

ごめんね…。』


「なんで謝るの。

亜希、何も悪いことしてないよね。」


一息おいて、亜希が続けた。


『あれって…ラブレター、だよね?


ジローくんに彼女が出来るなんて、考えたことなかったの。

なんか、よくわからないけど、ぐちゃぐちゃで…。』

涙目になりながら、消え入りそうな声で、亜希がつぶやく。



この人は本当に、



残酷で、愛しい。




何かが湧き上がる感覚に襲われる。

< 47 / 170 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop