美しき月を背に
翌日
「今日もつまらない授業受けなきゃならないなんて…」
うちの学校は夜間
レベルはそこそこ
通ってる人達は
『平凡な日常を送っている人』
ではない。
だからといって別に魔族という訳でもない
「人間の芸能人や有名な人の子息、息女が通う学校です」
と、ここに入学前爺やが言っていた
私が夜間に通ってる理由は1つ
昼間に起きて行動するなどヴァンパイアである私には辛いことなのだ。
太陽の光を浴びると灰になるとかではないが、夜に比べるとそれはもう…。
人間のように『陽の光が気持ちいい』だなんてことはない。
寧ろ不快だ。