ねぇ、どうして君は【Final】

*真那斗side





「マナ君」


「ん?」


「私もだーいすき」


「…ッ!」




誕生日のお祝いってことで桜の家にお邪魔している俺。



こうして家に2人っきりってだけで抑えるの必死なのに、そんなこと言われたら我慢できなくなる。






桜が初めて俺にプレゼントしてくれたのは、シルバーの時計。



これ、確か結構高いよな…?



そう思ったけど、桜が嬉しそうな顔をするからそんなこと聞けなくて。



絶対大事にするって、そう決めた。




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