年下オトコと秘密の恋
2人の…
ある場所に着くと、有はゆっくり足を止めて私を振り返り、


「ここで良い?」



「えっ?」



「ここが好きな場所なんだろ?」



そこは、いつも私が寝たりしていた公園で…


別に好きな場所ってわけじゃなかったんだけど…



「うん…」



と、嘘をついてしまった。ここに住んでるなんて、言ったら…


私が返事をすると、有はゆっくり足を進めて、
いつもの白いベンチに向かった。
< 77 / 101 >

この作品をシェア

pagetop