深紅の天使
『はっ!はっ、あ、うぁ、あ、ぅぐ』


息ができない


いつもとは違う夢だった


たまにしか見ないが


これは1番酷くて


呼吸が上手くできない




すると

いきなり後ろから誰かに抱きしめられた


『はっ!』

誰だこいつは

早く離れないと!


離れようともがくが

そいつは腕の力を強めるだけで

離れることはできなかった


男「落ち着け。大丈夫だ。

ゆっくり息をすってはけ」



『はっ、は、はぁ、はぁ、はぁぁ』

しばらくしてやっと落ち着くことが

できた



私は、すぐ立ち上がった


「悪かった。助かった」

そう言って出て行こうとした



男「おい」


男に腕を掴まれた


振り返りその男の顔を見た


見たことないような綺麗な顔をしていた

銀色のように輝く髪に

切れ長の目、そして筋の通った

形のいい鼻


て、違う


『なんだ?もう礼は言ったはずだが』


男「名前」

『は?』

こいつはまともに文章も言えないのか?


男「お前の名前」


「....理勇

あんたらは?」
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