喋らないキミへの幸せ
和side


「でねぇ…ってミカちゃん聞いてるぅ?」



そういえば最近、柊よくあの人たちと一緒に居るよなぁ。



「ミカちゃん可愛いよな~。」



こいつは俺の小学校からの友達で一番仲がいい春風 朔哉(ハルカゼ サクヤ)



「ほんとお前軽いよな。」



「そーかぁ?可愛いもんは仕方ねぇ!」



ホント呑気な奴。



「てかあの子、いつも先生に雑用されてるらしーぜ。声聞きてー。」



「うん、知ってる。この前屋上で会ったし。」



「え?!お前喋ったことあんのか?!」



「あ、いや、屋上で寝てたのを見かけて…」



「え?!ってことは寝顔見たのか?!」



「ま、まぁ。」
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