2人だけの秘密。

「!!」



ミキちゃんが俺のところに来た途端、その女のコ達は俺の存在に気が付いて顔を青くする。



「…あ、や、柳瀬さ…」

「…」



そんな思った通りの反応に俺自身少し困りつつも、何て言っていいのかもわからなくて。

別に今は全然荒れてないし安全なのに、そいつらはまるで化け物でも見たかのような様子で、慌ててその場を離れた。



「す、すみませんでしたっ…!」



…学生の頃はみんなのそんな態度が面白かったんだけど、今はもちろんそれが全く面白く感じない。

むしろ何か寂しいような…残念な気分で俺はミキちゃんに視線を遣ると、言った。



「ほら、ミキちゃんどれがいい?」



しかし、そう言って問いかけると…





「おー!修史っ!!」



「…?」





その直後、物凄く聞き覚えのある男の声が俺を呼んだ。


この声は…



そう思って声がした方を振り向くと、そこには学生時代一緒に荒れていた仲間の「カズキ」がいて…。

カズキは自身の近くにいる“ある女性”をも呼ぶと、そいつと一緒に俺の傍に遣って来た。




「…愛佳…」

< 220 / 259 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop