2人だけの秘密。
「!!」
ミキちゃんが俺のところに来た途端、その女のコ達は俺の存在に気が付いて顔を青くする。
「…あ、や、柳瀬さ…」
「…」
そんな思った通りの反応に俺自身少し困りつつも、何て言っていいのかもわからなくて。
別に今は全然荒れてないし安全なのに、そいつらはまるで化け物でも見たかのような様子で、慌ててその場を離れた。
「す、すみませんでしたっ…!」
…学生の頃はみんなのそんな態度が面白かったんだけど、今はもちろんそれが全く面白く感じない。
むしろ何か寂しいような…残念な気分で俺はミキちゃんに視線を遣ると、言った。
「ほら、ミキちゃんどれがいい?」
しかし、そう言って問いかけると…
「おー!修史っ!!」
「…?」
その直後、物凄く聞き覚えのある男の声が俺を呼んだ。
この声は…
そう思って声がした方を振り向くと、そこには学生時代一緒に荒れていた仲間の「カズキ」がいて…。
カズキは自身の近くにいる“ある女性”をも呼ぶと、そいつと一緒に俺の傍に遣って来た。
「…愛佳…」