2人だけの秘密。


……………


……………



「…っ、」



翌朝。

頭の痛みと、カーテンの隙間から漏れている眩しい光で、目が覚める。

ずきずきとした鈍い痛みを抱えながら、あたしはその光から逃げるように寝返りを打った。


あ~痛い…眩しい…。


……しかし、そう思った次の瞬間…、



「…?」



…何だか、違和感を感じる。

目を瞑ったままでも、なんとなくわかる。


…誰かが隣で寝てる…?


そう思って目を開けると、そこには…



気持ち良さそうにあたしの隣で寝ている、柳瀬店長の姿が。



「……」



…あ、なーんだ。柳瀬店長かぁ。

びっくりさせないでよね、もう…。


あたしはその柳瀬店長の姿を見て安堵すると、再び目を瞑った。





………って、ちょっと待てよ。



柳瀬店長っ…!?


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