domino
 彼女のバックから、この間の流行の歌が聞こえてきた。すぐに彼女は携帯をチェックした。
 「友達から呼び出しが来ちゃいました。せっかく、いっぱいポルノの事話そうと思ったんだけどごめんなさい。また、朝の電車で話しますね。」
 そう言って彼女は店を出て行ってしまった。僕は彼女から手渡されたDVDを持ったまま、彼女が見えなくなるまでそのままだった。揺れる長い髪の毛に見とれていた。
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