domino
 「どういう事だ?どういう事だ?」
 「何をした?神田に何をした?」
 「答えろ。」

 あの声が何かをした事は明らかだった。目の前の神田は僕の目の前でどんどん崩れていった。

 「神田って奴が嫌いだったろ?俺たちは血がほしかった。一石二鳥って奴か。」

 神田が行方不明になった理由。それは僕が神田を喰ってしまった・・・。

もう、全てが理解不能だった。
意識が遠くなる気がした。
そして、僕の意識はあの真っ赤な世界に飲み込まれていってしまった。
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