TEARS【~君色涙~】
「えっ!?あ、あげるわけないし!てか何で隼人…?」
「だってー(にやり)、ここんとこずっと優衣ってば隼人と仲良いじゃん?♪
だから義理チョコでもいいから渡すのかと思って」
「ぎ、義理でもあげないよ!去年も一昨年だってあげてないんだし」
「だよねぇ。やっぱあげるなら本命かなぁ~」
と、ユカリのつまんなそうなボヤきに
頭の中をふと、広瀬先輩のことが浮かんだ。
…今から半年前の夏、広瀬先輩が加奈子さんを泣かせているのを見てしまって以来
サッカー部の応援に行くのは、何となく止めていた。
だからと言って、先輩への気持ちが変わったわけじゃないけど…。
机に広げられたままの雑誌に目を通せば
そこには大々的に書かれた『本命チョコ』の文字。
その単語すら今の私には眩しく思えて、どこか目を背けるように窓の方を見つめ直した。
「……」
バレンタイン、かぁ……
「だってー(にやり)、ここんとこずっと優衣ってば隼人と仲良いじゃん?♪
だから義理チョコでもいいから渡すのかと思って」
「ぎ、義理でもあげないよ!去年も一昨年だってあげてないんだし」
「だよねぇ。やっぱあげるなら本命かなぁ~」
と、ユカリのつまんなそうなボヤきに
頭の中をふと、広瀬先輩のことが浮かんだ。
…今から半年前の夏、広瀬先輩が加奈子さんを泣かせているのを見てしまって以来
サッカー部の応援に行くのは、何となく止めていた。
だからと言って、先輩への気持ちが変わったわけじゃないけど…。
机に広げられたままの雑誌に目を通せば
そこには大々的に書かれた『本命チョコ』の文字。
その単語すら今の私には眩しく思えて、どこか目を背けるように窓の方を見つめ直した。
「……」
バレンタイン、かぁ……