TEARS【~君色涙~】

先輩の好きな人

翌朝、私は目覚ましの音で目が覚めた。

相変わらずベッドで突っ伏したまま、今も耳元でけたたましく鳴るアラームに手を伸ばす。


もう、うるさいなぁ…

そいえば私、昨日はあのまま寝ちゃったんだっけ……

今何時?


寝ぼけながらスマホで時間を確認した直後。

私は叫ぶ。



「遅刻!!」

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