TEARS【~君色涙~】
スポーツ推薦…?
「だよなぁ。あぁ俺も推薦されてぇ~」
「おまえは無理だろ(笑)まぁ翔は才能あるからな。どっちみちそっち方面に進むとは思ってたけど」
「けど場所遠くねぇ?こっから通えんの?」
「そこは寮にでも入んだろ。むしろそこで出る食事の方がちゃんとしてるらしいし」
え
え
えぇ…?
いきなりのことで頭が追い付かない。
翔って…、広瀬先輩のことだよね?
寮に入るって…
卒業したら遠くへ行ってしまうってこと?
「へぇー、何かすげーなぁ」
「俺には翔がまぶしいよ」
「今のうちにサインでももらっとく?」
「はは」
思わず愕然とする中で
先輩たちの笑う声が遠くなっていく。
「……」
春になったら先輩は中学を卒業する。
しかもこの町を離れ
一度だけ先輩へ会いに行ったあの家からも……
その事実に薄々勘づき始めながら、でも今はまだ8月。
3月まではまだだいぶ先だとすら思えていたのに
“もう会えなくなる”
今までどこか曖昧で
ぼやけたようにも見えていたはずの不安が
一気に現実味を帯びてきたように感じた。
「だよなぁ。あぁ俺も推薦されてぇ~」
「おまえは無理だろ(笑)まぁ翔は才能あるからな。どっちみちそっち方面に進むとは思ってたけど」
「けど場所遠くねぇ?こっから通えんの?」
「そこは寮にでも入んだろ。むしろそこで出る食事の方がちゃんとしてるらしいし」
え
え
えぇ…?
いきなりのことで頭が追い付かない。
翔って…、広瀬先輩のことだよね?
寮に入るって…
卒業したら遠くへ行ってしまうってこと?
「へぇー、何かすげーなぁ」
「俺には翔がまぶしいよ」
「今のうちにサインでももらっとく?」
「はは」
思わず愕然とする中で
先輩たちの笑う声が遠くなっていく。
「……」
春になったら先輩は中学を卒業する。
しかもこの町を離れ
一度だけ先輩へ会いに行ったあの家からも……
その事実に薄々勘づき始めながら、でも今はまだ8月。
3月まではまだだいぶ先だとすら思えていたのに
“もう会えなくなる”
今までどこか曖昧で
ぼやけたようにも見えていたはずの不安が
一気に現実味を帯びてきたように感じた。