発進受信
「いやぁ、俺は孤の字のオヤジじゃねぇ、ま、似たようなもんだけどよ」

「俺の相談とか乗ってくれるんだ」

「そ、そうなんですか」

「しかし、話に聞いてたとおりだな、綺麗な娘だ」

恥ずかしそうに俯く。

オヤージーからは相変わらずオレンジの電波がゆんゆんしていた。

「そんでさ、肉買ってきたから俺んちで食おうぜ」

手に持っているビニール袋を見せる。

「ほほう、嬢ちゃんのために奮発したなぁ」

浮世絵のような顔をして俺の顔を眺める。
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