満たされない心〜貴方が満たしてくれた〜


桜田さんのラフな姿に
麻衣子のテンションは上昇。

私は麻衣子のテンションが高いのが
ツボに入ってしまい、笑いっぱなし。

それを見て、康太も笑顔だった。


麻衣子のテンションに負け
桜田さんはお酒を飲まされていた。


もうお開きにしようとなった時

「桜田、一部屋貸してやれ」

「…わかりました…」

「桜田…今はまだダメだぞ」

「承知…」


そのやり取りに、私も麻衣子もわかっていなかった。

「おい、送れねぇから泊まっていけ。部屋は下だ、桜田が案内する」

そう言って、康太は寝室へ行ってしまった


もしかして、飲みすぎたのかな?


『桜田さん、麻衣子のことお願いしますね』

そう言って麻衣子と桜田さんを見送る
……もしかして、麻衣子はコレを狙ってたのかも。


やるな……麻衣子。


私はキッチンへ行き、片付けをして
自室で着替えていた。


今日は楽しかったなぁ…
康太、疲れたよね。

着替えが終わり、静かに寝室へ入ると
康太は寝ているようだった。
< 80 / 205 >

この作品をシェア

pagetop