【短】社内恋愛を隠す方法





それはとある月曜日



「愛を〜(以下略)」



と、まるでトリプルアクセルでもかますのではないかと思うほどのスピン&ジャンプと共に、恒例の歌を熱唱しながら登場したアホ。



もう誰一人としてノボルのハイテンションを気にしなくなった。


社内の人々は月曜朝礼後のノボルを空気の如く扱うのが当たり前になっていた。



「橘さ〜ん。今日という今日はこのバラ達を持って帰って、お家で愛でて下さいね〜」



「ありがとう。そこの花瓶に飾ってね」



「今回は駄目でっすよ〜」



いつもに増して粘るノボル。


普段から、頭のネジが緩んでいるのでは、と思うほどおかしな奴だが、試しに理由を聞いてみると。




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