嗤わない月の下で
「はーい、いま出ます」

ドアを開けると佐藤さんがビニール袋を持って立っていた。

「いらっしゃい、重そうだね、持つよ」

「ありがとうございまーす」

「あがって待ってて」

「わかりました」

陽気な声が聞こえてくる。

料理を手早く作り上げると、テーブルの上に並べた
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