好きなんです!


「それ言ったらおしまいだから!涼はめんどくさがりだからダメなんだよ!」

「んーまだ来てからそんなに経ってないよねー。お昼にする?」

時間を見ると1時を少し過ぎたところだ。
する事もないので適当に食べる事にして売店へ向かう。

愛梨は気を使ってか私の隣でニコニコしながら何を食べるか話している。
その後ろを優馬と涼くんが黙って着いてくる。
ウォータースライダーへ向かう時とはえらい違いだ。


売店は混んではいたが少し並べば買えそうだったので、席を取るのと買うので別れることにした。

「私並んでるから3人は待ってていいよ?」

気まずさからそんな事を言うと愛梨は自分も並ぶと言ってくれた。
2人が席を取りに向かうのを確認すると愛梨が気遣いつつ声をかけてきた。


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