好きなんです!


「おう、紗綾とは友だち!笹川ちゃんとも友だちになりたいな。紗綾の友だちだし、何より俺のこと恋愛感情なしに見てくれてるじゃん?」

「ん?まあね。イケメンとか無駄に自信満々でうざい。」

「言うねー。これからよろしくな、愛梨!」

「よろしく。優馬。」

2人はすんなりと名前で呼び合い連絡先を交換している。
その様子をぼんやりと眺める私と白里くん。

授業中いろんなことを話した。
高校までのこと、家族のこと、好きなもの、嫌いなもの。
その中で少し分かったことがる。

優馬は恋愛をしていない。
彼氏いるのかという話になって、流れで優馬の話になった。
優馬は彼女という存在は1人しかいなかったという。

その時の1人以外はみんな体だけの関係だったというのだ。
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