yellow ribbon


「おい聞いてんのか?」


ずいっと下から覗き込まれて顔が近づいた。


「…何変な顔してんだ」

「へ、変な顔なんてしてないよ!」


赤い顔を見られたくなくてプイッと顔を逸らした。
だけど夏樹くんはそれを許さない。

顎を掴まれた。


「お前反省してんのか?」


そう言って自分の方へ顔を向けた。

彼無自覚でこんな事出来てしまえるなんて……モテる人は違う。


「ち、近いよ……」

「あ?……っ!」


綺麗な顔をアップで見るのに耐えられなくなってきて訴えると、凄い速さで離れた。


やはり無意識だったらしい。



< 72 / 89 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop