腹黒スマイル王子
おまけ
俺は、後夜祭の時の陽向の言葉を考えた。


「きっと海斗には私より好きなひとがいるんだよ。知らないだけで。」


俺の好きなひと?誰なんだろう?


それから暫く悩んでいるとふといつも近くで俺のことを心配してくれてる人がいることに気付いた。


俺が体育のリレーで落ち込んだ時、陽向が足をケガしてた時、そして後夜祭の後。俺は何も美人には話してないのにアイツは全てを分かってたみたいに黙って側にいてくれた。

俺は美人が好きだ!

そう思ったら美人にこの気持ちを伝えたくて全てを話した。陽向を好きだったことも告白してフラれたことも全部だ。

美人は、俺の話しを最後まで黙って聞いてくれた。

最後に俺は、今は美人が好きで美人と付き合いたいことを伝えると、目に涙をいっぱい溜めて、

「私もずっと海斗が好きでした。」

って言ってくれた。



あれから7年。


俺は今白いドレスに身をまといバージンロードを歩いてくる美人を見ている。

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