[完]*゚好き好き男子は手に負えない。
腕を鳴らし、完全にやる気だこの人!



俺はとりあえず必死で謝罪を繰り返した。



だって、わざとじゃないし!



結局、涼介が名乗り出て謝罪したことで、紗倉は納得して許してくれた。



てゆうか、紗倉……



やっぱり強いんだ!



こんな状況で喜ぶのもどうかと思うけど、



俺は嬉しかったんだ。



あの日見た人が、変わらずにいてくれてるんだってことが。



俺は、席に帰っていく紗倉の後ろ姿を、微笑んで見ていた。
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