幼なじみに一目惚れ!?
「…ってことはお前ら婚約者じゃん!」

「すげー…」

「空斗!俺はお前のことを尊敬するよ‼︎」

「ど、どーも…」

「今でも好きなんだろ??」

「た、たぶん…?」

「なんだよ多分ってー!!」

ゲラゲラ笑う洸達だけど俺は本当に悩んでいた。

離れてた分が寂しかったからこんなにドキドキするだけかもしれない。

男子が散らばった後、洸が話しかけてきた。

「空斗ぉー」

「ん?なんだ?」

「離れてた時ずっと感じてた“寂しい”が好きの証拠だろ?だから…

そんな簡単なことで悩むな。」

「…ん。さんきゅー。」

やっぱりこいつは頼りになる。普段はおちゃらけてるけどな、すっげーいい奴。

「いえいえっ。それよりお前…顔赤いぞ??」

「は?」

「なーに意識しちゃってんだよっ!」

「うっ…せーよ!!」

はぁー…前言撤回するわ‼︎
もう洸やだ…

なーんて思ってたら横で『ガタン』という大きい音が。

見るとそこには…顔の真っ赤なあずがいた、というわけだ。
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