儚い花
プロローグ
『gameover』
グサッ、グチョ、ブス、ドサッ…

『ふっ、あははははは。あっさり殺やられるとかダッサーwww 早く立ち上がって~!あっそーだ、切り刻んじゃったからもう死んでるんだ~wwwあっはっはっーあ~お腹痛い~』

ア「あらーこれまた悲惨な殺り方したねー、可哀想に…。少しはそう思わないの?アリス…」

『んっ!?いつの間にいたのアゲハ!?っていうか、こんなやつ死んで当然。20歳まで生かしてあげたんだから逆に感謝して欲しいくらいだよ~www』

ア「いつまで笑ってるつもり?
ボスがあなたのことを呼んでいたわ。早く戻りなさい。
後始末は私がしておくから。」

『えっ!ホント?ありがとアゲハ。
んじゃ、先に戻ってるね』

トン。
8mはある柵をあっさり越え、暗闇に消えた少女。

彼女の名は『須藤花果』。
16歳という若い年で道を踏み外して彼女には、大人が考えつかないほどの底が見えない闇があった。
そして、これからの出来事が彼女をもっと闇に突き落としてゆく。
< 3 / 23 >

この作品をシェア

pagetop