君をひたすら傷つけて
「じゃ、俺は車で待っておくよ。準備が出来たら呼んで」
そんなことを言いながら、ケースを開けようとする神崎くんを置いて、私は里桜ちゃんに会いに行くことにした。神崎くんも一緒に来ればいいけど、多分、彼のことだから、今の間にカメラの準備をすると思う。なんのかんの言いながらも大きめのジェラルミンのカメラケースも持ってきていた。きっと、色々な機材を持ってきている。場所と光量を考えて、最適なカメラを選んでいるのだと思う。
会社に入り、受付で里桜ちゃんを呼んでもらうと、そんなに時間の掛からないうちに里桜ちゃんがロビーにやってきた。数日前のドレスとは違う制服姿の里桜ちゃんは見るからにOLだった。
「こんばんわ。まさか書類の受け取りに雅さんが来てくれるとは思いませんでした」
「買収されたの」
「は?」
「篠崎くんがね、里桜ちゃんからの書類を貰ってきたら、ご褒美に今度のイタリアの映画祭に連れて行ってくれるらしいわ」
「でも、なんでそんなこと。わざわざ雅さんにお願いしなくてもバイク便か何かかと思ってました。それにそんな買収しなくても海斗さんのスタイリストでしょ」
「篠崎くんがね。里桜ちゃんの書類を他人に預けるのが嫌だったらしいの。後、車にカメラマンを待たせているから写真を撮らせてね」
そういって携帯を鳴らすと、その電話に出ることなく、神崎くんがロビーに入ってきた。あんなにいっぱいのカメラや道具を持ってきたのに、ロビーの持って入ってきたのは一台のカメラで、それも首から下げて、ふらっと入ってきた。
そんなことを言いながら、ケースを開けようとする神崎くんを置いて、私は里桜ちゃんに会いに行くことにした。神崎くんも一緒に来ればいいけど、多分、彼のことだから、今の間にカメラの準備をすると思う。なんのかんの言いながらも大きめのジェラルミンのカメラケースも持ってきていた。きっと、色々な機材を持ってきている。場所と光量を考えて、最適なカメラを選んでいるのだと思う。
会社に入り、受付で里桜ちゃんを呼んでもらうと、そんなに時間の掛からないうちに里桜ちゃんがロビーにやってきた。数日前のドレスとは違う制服姿の里桜ちゃんは見るからにOLだった。
「こんばんわ。まさか書類の受け取りに雅さんが来てくれるとは思いませんでした」
「買収されたの」
「は?」
「篠崎くんがね、里桜ちゃんからの書類を貰ってきたら、ご褒美に今度のイタリアの映画祭に連れて行ってくれるらしいわ」
「でも、なんでそんなこと。わざわざ雅さんにお願いしなくてもバイク便か何かかと思ってました。それにそんな買収しなくても海斗さんのスタイリストでしょ」
「篠崎くんがね。里桜ちゃんの書類を他人に預けるのが嫌だったらしいの。後、車にカメラマンを待たせているから写真を撮らせてね」
そういって携帯を鳴らすと、その電話に出ることなく、神崎くんがロビーに入ってきた。あんなにいっぱいのカメラや道具を持ってきたのに、ロビーの持って入ってきたのは一台のカメラで、それも首から下げて、ふらっと入ってきた。