新学期はキミを



湊はスポーツバックを肩に掛けると、雪に目もくれずに秋斗の方へ歩き出した。


秋斗は雪の方を向き、手の平を向けながら話しかけてくる。


「 ゆきー! 今日はサンキューな!」



「 お疲れ様ー‼︎ 次も応援来るからレギュラー取ってね!!」


二カッと、笑うと湊と何やら話しながら帰っていった。


「 湊くん、雪の事気になってるのかと思ったけど、やっぱり、素っ気ないね!」


「 え…!?あ……うん!ないよ!」



雪は、何となく、さっきまでの湊とのやり取りを咲には話さなかった。



( 湊くん、挨拶もなしで帰っちゃったし…、私なんかと話してたの知られたくなかったのかも。)





< 54 / 597 >

この作品をシェア

pagetop