poem

忠実なる貴方の下僕

反抗する事は許されず
一途に遍辺的恋愛

降りて来る半分の優しさに満足しながら

また拘束 束縛‥‥

私は下僕ながらも愛される事を願い求める

その妄想的思考は規則を罰してるとしても
永遠にしたたかに想われる

真相なる真相は明かされる事なく
またはぐらかされては消滅する

決して 欺かないその刻印
鮮やかに そして華やかに

私の人生に付きまとう身震いするようなその眼差しに
言葉を飲み込み 時間が止まる

瞬く別の空間
切り裂かれるのはまた瞬きで

終わりがどうなろうと
始まりがどうであろうと
今が充実でなかろうと

そんなの関係はしない

此の感情に満足している


其れはいつまでも欲し続け
全てを奪いたいと憎む 羨む

短い期間でわかるのは
素晴らしさなんかぢゃない

嫌らしさ、いじ汚さだ‥


長い期間を経てからぢゃなきゃ
恋愛は手に入らないのでしょう?

相思相愛など尊きもの


そして今日も私は

忠実に貴方へ恋文を送る





2.18
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