幽霊とバステト
少し騒がしくて、目が覚めた。
お経が聞こえる。
『はぁ今度はなに?!』
なんで自分のお葬式に出なきゃダメなの?
しかもなんで、参列者の席に座ってるの?
私身内だし…ってか、本人だし!
『ん?お母さんが持ってるのって…』
近付いて確認すると、私の携帯を手にしている。
きっと中を見たんだ…。
背後から突き刺す視線を感じた。
いつも学校で感じてた視線を忘れるわけがない。
「舞子ちゃん…来てくれてありがとう」
泣き腫らした目で母親は幼馴染みの舞子に近付く。
「おばちゃん…なんで汐梨が…。」
舞子が答える。
『嘘つき!!舞子っあんたがリーダーのくせに!』
舞子は嘘の涙を流し母親と一緒に泣いている。
『ふざけるなっ!帰れ帰れ帰れっ!!!』
急に祭壇の花が崩れ落ちた。
会場が騒めく。
舞子は顔を引きつらせると帰って行った。
もしかしたら、私が幽霊になったのって復讐する為?
『ってか、なに?今の凄くないっ?』
怒りでいっぱいになったら花がバーンって…自分でもビックリ!
『あれ…アレって誰…?』
ふと、見ると知らない男の子がいる。
ダメだ。わかんない。
彼は私の遺影の前で泣いていた。
すごい気になる。
彼が誰かも知りたいけど、なんで泣いてるのかが気になる。
さっき復讐の為とか思ったけど、こっちが理由だったのかも…。
まぁどちらにしても幽霊じゃなにも出来ないし…。
彼が帰ろうとしてる。気になるから追い掛けることにした。
お経が聞こえる。
『はぁ今度はなに?!』
なんで自分のお葬式に出なきゃダメなの?
しかもなんで、参列者の席に座ってるの?
私身内だし…ってか、本人だし!
『ん?お母さんが持ってるのって…』
近付いて確認すると、私の携帯を手にしている。
きっと中を見たんだ…。
背後から突き刺す視線を感じた。
いつも学校で感じてた視線を忘れるわけがない。
「舞子ちゃん…来てくれてありがとう」
泣き腫らした目で母親は幼馴染みの舞子に近付く。
「おばちゃん…なんで汐梨が…。」
舞子が答える。
『嘘つき!!舞子っあんたがリーダーのくせに!』
舞子は嘘の涙を流し母親と一緒に泣いている。
『ふざけるなっ!帰れ帰れ帰れっ!!!』
急に祭壇の花が崩れ落ちた。
会場が騒めく。
舞子は顔を引きつらせると帰って行った。
もしかしたら、私が幽霊になったのって復讐する為?
『ってか、なに?今の凄くないっ?』
怒りでいっぱいになったら花がバーンって…自分でもビックリ!
『あれ…アレって誰…?』
ふと、見ると知らない男の子がいる。
ダメだ。わかんない。
彼は私の遺影の前で泣いていた。
すごい気になる。
彼が誰かも知りたいけど、なんで泣いてるのかが気になる。
さっき復讐の為とか思ったけど、こっちが理由だったのかも…。
まぁどちらにしても幽霊じゃなにも出来ないし…。
彼が帰ろうとしてる。気になるから追い掛けることにした。