サザナミ少年少女探偵団Ⅰ
朝妃の連絡の後やって来た警察官に、楽久は『アイドルが警察のお世話になったら、イメージダウンになる』と、舞衣を連れて行かないようにお願いしたのだ。
「で、でも、私……らっちゃんの曲なのに……」
舞衣はまだ罪悪感で震えてる。
「良いって良いって。あんな形だったけど、私は舞衣に私の曲歌ってもらえて、嬉しかったよ?」
楽久は舞衣の頭を優しく撫でた。
「私の曲、舞衣の声にピッタリだったし、これからも歌ってほしいな」
「え……?」
怒られると思っていたのに逆に褒められて、舞衣はきょとんとした顔を上げた。
「ただし、『ゆめうた』を作ったのは紛れも無く私だから。そこは訂正しといてよね?」
「う、うん……!」
舞衣は高揚して赤くなった頬を涙で濡らしながら、何度も頷いた。
「季希ちゃん、春亜ちゃん、夏音ちゃん、それと朝妃ちゃん、咲久。皆、色々とありがとね」
「私、また一からアイドルとして自分の力で勝負していくから……!応援、して欲しいな」
「どういたしまして。もちろん、応援しますよ!」
「あたしもー!」
「わ、私も……!」
「私だって!」
「あたしも応援しますよぉ〜」