桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)
プルルルル...
「もしもし?」
『日和?
近くまで来たんだけど今、どこ?』
「ん...
いつものとこ...」
『そっか。
う~ん...
東門に一番近い
茂みの切れ目んとこ来れる?』
「わかった。
今から行くよ」
ひとまず電話を切って広場を歩いて行く
「飛鳥!」
「日和!
意外と早かったな!」
バイクを止めた状態で
よっかかってスマホを見ていた飛鳥が
そう言いながら、よっかかっていた
バイクから離れてこっちに来た
「うん。
軽い書類整理だったから」
...これは、嘘じゃない。
書類整理は、本当のこと。
「そうだったんだ。
じゃあ別に待っててもよかったのに」
「ううん。
ここまで早く終わると思ってなかったから...」
そう言いながら
バイクに近づいて立ち止まる。
乗り方を教えて、と言っているのに
教えずに持ち上げられるから
まだ覚えられない。
どこを踏み台として使っていいのか分からないけど
普通にまたがるには高いんだよね…
恥ずかしいから自分で乗りたいのに...
なんて思いながらも、乗せてもらう。