桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)
近くに居ても、
許されるかな


少しずつ、
手を伸ばす。


もう一度。
誰かと一緒に居たい――――


私の手が、
東野君の手に届いて
掴まれた。


みんなの、
笑った顔。

私の笑顔も、
いつかその中に
ある時が来るのかな


握られた手を引っ張られる


立ちあがって見える
みんなの顔。


「これからは、
もう俺たちの仲間!」


その言葉が嬉しくて。

「うん...!」

そう言って頷いた。
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