大阪セカンドシンデレラ
意外だった。
ずっと前から私の事を知っていると言っていたので、てっきり近所だと思っていた。
それが、思った以上に遠い場所に住んでいるなんて…。
私の疑問を読み取ったのか、橋上さんは話を続けた。
「俺がここにいるのは、病院に行く為なんだ。」
「病院?」
頭の中で様々な事が思い浮かぶ。
「ここからすぐの総合病院で妹が入院しているんだ。」
「妹さんが?」
「うん。小さい時から腎臓が悪くてね。ずっと入院している。父親も母親も普段は仕事で忙しいから、なるべく俺が寂しく思わないように顔を出すようにしているんだ。」
「そうですか…。」
どんな顔をすればいいのか分からなかった。
それくらい悲しい顔見せずに笑顔で話してくれた。