初体験は君と♡
*海side*

「んでー、ここの体育館がバレー部ね。
隣の体育館は……なんだっけ」

いま俺は夏木に部活案内をしてもらってる。

でも本人は部活してないらしい。

だからよくわかってないみたいだ。

「ねえ!部活入る気あるの?」

「えっ、いや、前もやってなかったし、たぶん入らないと思う……」

急にゆわれて戸惑う。

「えー!はやくゆってよ!ならもう帰ろう!」

帰るよーっていいながら反対方向歩きだした。

「ごめんなさい…。」

謝ったけどきこえてないみたいだ。

校門ついて、

「家どっち?」

俺は直進するけど……

「あっ、そうなんだ。
私こっちだから、また明日ねーっ」

そういって右向いて帰っていった。

……確か右回りでも帰れるんだよな。

「まって!送っていかせて!」

俺はそういって右についていった。

なにしてるんだろう。

「えっ?」

夏木、戸惑ってるし……

「いや、いつもより帰るの遅くなっただろ?だから送っていかせて?」

ってゆうのもあるけど、なんだかまだ喋っていたかった。
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