初体験は君と♡
*蘭side*

だだいま、早瀬と2人で帰ってます。

え、なにこのシチュエーション。

まあ、いつも明里と帰ってるから1人は寂しかったけど……。

「あ、明日、学食奢るからね!」

「分かってるって(笑)」

何回もゆわなくたっていいよ

「………………。」

さっきから早瀬はきょろきょろして黙ってる。

「どうしたの?」

「右回りでも帰れると思ったんだけど…。
ここどこ?」

え、ばか?(笑)

分かんないなら送るなんてゆうなよ。

「まったくー
家どこ? 送るから。」

結局私が送ることになった。

「まじ、ごめん! ありがとう!!
道わかったから夏木の家まで送る!」

また引き返すの?ばか?笑

そんなこんなで往復してまた家へ。

「わざわざありがと。ちゃんと帰れる?」

「大丈夫!!ごめんね遅くなって!」

いやいや、いいんだけど……

「やっぱ迷ったら心配だから。
電話番号教えとく。そのときは電話かけてね」

「え、ほんと?ありがと!!」

電話番号交換してばいばいして見送った。

……よく考えたら、男の子と番号交換したの初めてかも。

私って悲しいな(笑)

道に迷ったときにって教えるんだから

ま、早瀬だし、いっか。
< 10 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop