夫婦の定義──君が僕のすべて──
それから二人で一緒にキッチンに立ち、夕飯の用意をした。

「今日の晩飯は何?」

“お好み焼き”

「いいね。じゃあオレ、キャベツ切るよ。」

“お願い”

レナは粉やだし汁の分量を計り、卵や山芋と一緒に混ぜて生地を作る。

「楽しいな。」

レナが微笑みながらうなずくと、ユウはレナの頬にそっと口付けた。

「やっぱり、オレの奥さん世界一かわいい。」

レナは照れ臭そうに微笑んだ。

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