制服なんて
「行ってらっしゃい!」
「うん!バイバイ!」
いそくさとカバンに物をつめ、早足で教室を出る美和子であった。
しょうがない、一人で帰りますか。
カバンを肩にかける。
「凛。途中まで帰ろーぜ」
陸だ。
「今日部活ないの?」
サッカー部の陸。陸はこう見えて部活に真剣でサッカーのことになるとイキイキとしてるやつだ。
「今日顧問午後から出張だと。ちょうどいいからお前ら体休ませとけ、だとさ」
「確かに。サッカー部は体休ませた方がいいね」
自然と、2人一緒に廊下を歩く。
一人で帰るのもつまんないし、陸と一緒に帰るのは久しぶりだ。
「俺は全然動けるけどな」
自信満々にいう。サッカー馬鹿って感じで微笑ましい。
「陸らしいね」